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コラム

今回は 古いスタンダードナンバーから 美しいバラード曲『 バークレー広場のナイチンゲール 』を取り上げてみたいと思います

う~む..  なんて綺麗な旋律なんでしょう !!
まるで こころが清らかに癒されるような気分に浸されます

ここで謳われてるナイチンゲールというのは じつは鳥の名前なんですね..
クリミア戦争で活躍したあの有名な看護婦さんのことではありません

わが楽団の某トランペッターT田さんの言う「女の子」を意味するものでも

   ありません (笑) 

日本名「小夜啼鳥 (サヨナキドリ) 

きれいな鳴き声の小鳥で ‘ 西洋のうぐいす と 呼ばれているそうです

                           また バークレー広場ってのは 小生はてっきり

                           ボストンのバークレー音大の連想から アメリカに

                           あるのかなぁ?と ずっと思っておりましたが..  実は

                                イギリスのロンドンにある名高い公園なんだそうです   (汗)                                    

1940年 (古っ!) の イギリスのミュージカル「New Faces」で使用された楽曲で 作詞がエリック・マシュウィッツ 作曲がマニング・シャーウィン とのこと..です

まぁ 能書きはこれぐらいにして さっそく聴いてみることにしましょう


まずは 今は亡き大御所 アニタオデイ の名唱から..
ちょっとハスキーな声に 抒情的な謳いまわしが

とてもチャーミングで素敵..

                                お次は マンハッタントランスファー のコーラスで..
                                この楽曲って 元々 欧米では よく学生たち等が

​                            コーラス隊を組んで歌う合唱曲なんだそうな

                                 ..というわけで マントラが この美しい旋律を

                                華麗なるハーモニーで 見事に料理します

最後は 今も元気に活躍するシンガー 中本マリさん

に締めてもらいましょう..
ギターの渡辺香津美を バックに従え
ややルバート気味に唄う節回しが なんともいえず
微妙に情緒を抑えて なにやら怪しげな味を醸し出しています..

 

われわれスイングアイドルも この曲をレパートリーに採り入れております
歌は入っておりませんが わがホーン部隊の演奏を いちど機会があれば 皆さん
ぜひ聴きに来てください..

 

Jzbr (編集者)

2018/05/15    Column _ № 13

A Nightingale sang

in Berkeley Square

☛   Jazz のスタンダードナンバー から

最近はスマホで検索すると、聴きたい曲が YouTubeや音楽配信アプリですぐにでも聴ける。パソコンにスピーカーを繋げば、仕事のおともに朝から音楽三昧ってことも可能だ。
まぁなんとも いい時代になったもんだなと痛感する。

中学生の頃、お気に入りの曲をラジオからカセットに録音してテープが

擦り切れるまで聴いたこともあった。お小遣いを貯めて買ったLP

レコードのジャケットを部屋の壁に飾ったりもした。

崇拝していた「Simon  Garfunkel」の

ハーモニーは 思春期のバイブルだ。

お気に入りのギターを抱え、よく友達と

一緒にハモって楽しんだものである。

                           短大に通い始めた頃のある日、ジャズ喫茶で

                           偶然出遭ったのがキース・ジャレット..

                           全編ピアノソロで綴られた「ケルン・コンサート」                                    を聴いて、一遍にジャズのとりこに..

​                           即興で奏でるピアノの旋律に まさしく戦慄(笑)

​                                  したのである。めちゃめちゃ かっこ良かった。

ジョン・コルトレーンのテナーサックスは、

それまで歌謡曲等で聴いてたサックスの音

とはまったく異なる次元の音色で、新鮮な

驚きと感動があった。

激しく かつ 難解なイメージのあるコルト

ーンではあるが、優しく そして しっとりと

謳いあげるアルバム「バラード」は、今でも

わたしの大好きな名盤のひとつである。


中央公民館クラブのビッグバンド「スウィングアイドル」でアルトサックスに悪戦苦闘する日々ではあるが、ジャズの心地良い4ビートのノリでスイングしていると、そりゃぁもう 楽しくて楽しくて仕方がない。

恒例の「サマーコンサート」も無事終わり、バンドは 早や次のイベントに向け精力的に練習に励んでいるところ (ホント?) である (笑) 

人生 半ばを過ぎても やっぱり好きな音楽だけは、すぐそこに居てくれる身近で確かな存在である。なんともありがたいものだ。

心から感謝したいと思っている。

さてさて、じゃぁ 今宵 親しむ音楽は、ボサノバの名曲「Corcovado(コルコバード) をスタン・ゲッツのテナーで聴いてみることにしよう..

仲尾 佳子 (As)

2017/11/20    Column _ № 12

Corcovado

音楽を身近に.. 

~ Quiet nights of quiet stars ~

Stan Getz  / LaurindoAlmeida
コルコバードの丘

メキシコ出身のギタリスト「カルロス・サンタナ」がリーダーを務める人気ロックバンド「サンタナ」がカバーして世界的に大ヒットした曲です。


もともとのオリジナルは、マンハッタン出身のラテン系パーカッショニスト「ティト・プエンテ」(ティンバレス奏者)が作ったものですが..

       Oye como va   (オイェ コモ ヴァ)    ♪♪
        Me ritmo   (ミ リーモ)
         
 Bueno pa gozar   (ブエノ パゴサ)
         
Mulatta   (ムラータ)     (^^♪

 

   『 オイラのリズムを聞いとくれ !!
     そりゃぁもう ドンチャン騒ぎにゃ

     ピッタシさ   なぁ おねーちゃん.. 』ってな調子の歌

 

複数楽器で同じメロディを演奏するユニゾンパターンの単調なナンバーなんですが軽快なテンポにあわせ ハマれば全体のノリ (会場も含め) 一気に高まる曲ではあります。


マンボの王様「ペレスプラード楽団」も、この曲を1982年にレコーディングしております。
ペレス・プラード楽団といえば、何年か前にバンド仲間に誘われて、肥後橋の
フェスティバルホールまでコンサートを聴きに行ってきたことを思い出します。

 

開場30分ほど前に着いたのですが、

すでにホールのロビー付近は人で

溢れかえっていました。
 ただ、悲しいかな..  若い人は

ほとんどいません (笑) 

 

そこに居るのは、杖をついたご婦人やロマンスグレーの紳士の方ばかり..
小生も同様、竜宮城から戻ってきた浦島太郎のようなもんです。

 

ふと聞こえてきた、それはもう 80歳を超えていると おぼしきご婦人が友人に話されていた言葉..
  『 月に一度くらいは こういうところに 来るのもいいわね.. フフ
      次はロングドレスでも 着てこようかしら.. ウフフ

昭和ひとけた生まれの女の心意気に、うーむ..  感じ入りました (笑) 

 

『 僕ら (SWING IDOL) のリズムも 聴いとくれ 』
  飾らず 普段着で 結構ですから..

 

 

 

 

加藤 草平 (Tp)

Oye  Como Va - Swing Idol Jazz Orchestra
00:0000:00
2017/08/25    Column _ № 11

☛  SWING IDOL の楽譜庫から

僕のリズムを聴いとくれ 』

Oye  Como Va

1940年 ウォルト・ディズニ製作のアニメ映画ピノキオの挿入歌
作曲はリー・ハーライン  歌っているのはウクレレ奏者で声優でもあったクリフ・エドワ

 

   『 星に祈れば 何でも叶う
   『
幸せの女神が 訪れる

人形のピノキオに生命を吹き込みたい

と願うゼベット爺さんのひたむきな心が

ロマンティックで哀愁を帯びた旋律から浮かび上がってくるようです

                                              ローズマリー・クルーニー
                                              
ルイ・アームストロングなども
                                              この曲を歌っています

                                         

                                         

   誰しも一度は耳にしたことのある

   印象的なメロディラインは なんとも

   言えず コクのある優しいバラード曲

   に仕立てられております

 

Swing Idol の楽譜庫に  この曲が収まったのは つい最近のこと..
コンサートマスターが この楽譜を皆に配り いざ練習を始めたとき

とてもはじめての演奏だとは思えないほどに なんか妙に 親近感が
湧き起こってまいりました

 

その魅力的な旋律は どこか人をまろやかに包み込んでしまうような

不思議な抱擁感が漂っているのかもしれません

この美しいメロディーに恥じぬよう もっと精進を積まねばと決意を

新たにしつつも ... 

星の瞬きにも似た赤提灯に 吸い寄せられていく小生でありました (笑)

加藤 草平 (Tp)

2017/07/21    Column _ № 10

☛  SWING IDOL の楽譜庫から

星に願いを

When you wish upon a star

ウォーターメロンマンとは「スイカ売り」のこと

ジャズピアニストであり、作曲家でもあるハービー・ハンコックが1962年に発表した「テイキン・オフ」というアルバムの中の楽曲です。

 

 (Herbie Hancockが 子供の頃 聞いた故郷のシカゴの「スイカ売り」の陽気な声から 想を得たという このメロディー..
ちょっと気だるいファンキーなロックのリズムと相まって、演奏していても なにか思わず踊り出したくなるような「動」的気分にさせられます。

他方 日本の物売りはというと、焼き芋屋にせよ 竿竹屋にせよ 夜泣きそば屋にせよ、どちらかといえば、なにかしら哀愁を帯びた「静」のイメージ..

同じ物売りでも シカゴと大阪じゃ まるで正反対の雰囲気
これも 文化の違いといやぁ まぁそうなんでしょうけれど..

そんなことを つらつらと考えながら、商店街の路地裏を歩いていたら「お父さん今日は鰺のエエのが入ってまっせ..  買わんと通り過ぎたら晩酌のとき 後悔するでぇ」と、なんとも威勢のよい掛け声..

おっ、さすがは一心太助の気風を受け継ぐ魚屋稼業
彼の地のウォーターメロンマンとも相通ずるものがあるようで..

「お父さん」と呼ばれることには いささか抵抗があるものの「晩酌」の二文字につられて、気がつけば小鯵を買い求めている小生が そこにおりました (笑) 

この近くにある立ち飲み居酒屋「すたんどあっぷ」のノリコさんに、南蛮漬けにでも仕立ててもらい、熱燗 (ぬるめの燗) でいただくことにしましょう。   う~ん..  沁みるねぇ ^_^;

加藤 草平 (Tp)

2017/07/10    Column _ № 09

☛  SWING IDOL の楽譜庫から

Watermelon Man

『 ウォーターメロンマン 』

ジャズのスタンダードでは 定番中のド定番  誰しもが知るナンバー
 

季節は これから夏に向かっていくってのに なんでまた 枯葉 やねん..
なんて鋭いツッコミが入りそうですが そこは まぁちょっと置いといて しっとり 音に耳を傾けてみましょう.. 

物憂げな秋よりも 妙に明るいこの初夏の時季にこそ 切なるメロディが奏でる哀感が なんともジワ~っと身に染み入ってくるようで..

2017/05/12    Column _ № 08

☛   Jazz のスタンダードナンバー から

Autumn Leaves

『 枯 葉 』

​わが Swing Idol も この「枯葉」をレパートリィに採り入れております

ビッグバンドによる ド迫力 (!?) の枯葉のアンサンブルも また違った味わいがあるの.. と思います

 

​Jzbr (編集者)

その美しい旋律は あまたのジャズメンにも気に入られ ジャズ界ではそれこそ数多くのセッションが繰り広げられてまいりました

とりわけ有名なのが キャノンボール アダレイ (as) とマイルス デイヴィス (tp) 

の競演 Somethin' Else 』での「枯葉」は 秀逸です..

元々フランスで生まれたシャンソンの名曲らしく あのイブ モンタンが映画の中で歌った 劇中歌であったそうな.. その後 ジュリエット グレコが歌って大ヒットしたらしい..​

この曲、1914年にウィリアム・クリストファー・ハンディによって作られた古いブルース・ナンバー
後年、ルイ・アームストロングをはじめ グレン・ミラー、ベニー・グッドマンなど多くの楽団によってカバーされました。

映画「グレン・ミラー物語」では、空軍閲兵式の場面で使われているのですが、マーチ風にアレンジされたブルースの旋律が、その厳かなシーンに見事にハマっておりました。

また、日本の盲目のトランペッター 南里文雄が、1970年 宮間利之とニューハードと録音したセントルイス ブルースもありました。
小生はこれが大好きです。黒人霊歌や労働歌から発展したブルースの雰囲気を上手く残していると思うからです。

このとき 南里は 60歳..
それでありながら、この曲の演奏時間は 7分45秒
じつに グレン・ミラー楽団の倍近くです。

わが SWING IDOL にも いました、いました (^^♪
そぅ.. トロンボーンリーダーの須田氏 だ。
70
歳になる氏は、楽団創設以来 50数年の長きにわたって、エネルギッシュな気迫のプレイを いまだに続けております。

う~ん.. 小生も その魂と気合いを学ばねば !
そんな時には 度数の高いスピリッツを グイッとやるに限ります。

加藤 草平 (Tp)

2017/03/23    Column _ № 07

☛  SWING IDOL の楽譜庫から

St. Louis Blues

『 セントルイス ブルース 』

「テキーラ」は、アルコール度数が高いことで有名なメキシコの酒
リュウゼツランの茎の汁を発酵させ、蒸留した酒..

① ライムをかじり ② ショットグラスのテキーラを流し込み ③ 塩をなめる_  いわば、イン・スリーのプロセスで飲(や)るってのが 伝統的なのみかたとされています。
まぁいやぁ..「一気飲み」って感じですか
 

  閑話休題

1958年 このテキーラを曲名にして大ヒットさせたのは The Champsというロックグループ作曲はチャック・リオという人物です。
のちに ペレス・プラード楽団 や ヘンリー・マンシーニ楽団などの 有名どころがアルバムに収録するなどして、世界的なヒット曲となりました。

わが SWING IDOL もコンサートの締めに演奏することが多いです。
ラテンロックの軽快なリズム、サキソフォンのおどけた音色、そして 途中で入る「テキーラ!」の掛け声..

そりゃぁもう 気分が高揚すること請け合いです。

小生も少しばかり高揚してきました。
今宵は、行きつけのバーで 心地のいいギターのリズムに身を委ね、マスターに「テキーラ!」って叫ぶことにしよう。

医者から塩分を控えるように注意されてるもんで、伝統的なのみかたはやめ、おとなしくロックで飲ります。

.. ツーフィンガーで ”
 

加藤 草平 (Tp)

2017/02/25    Column _ № 06

☛  SWING IDOL の楽譜庫から

Tequila

『 テキーラ! 』

グレン・ミラー サウンドで あまりにも有名なこの曲..

その甘いムーディな旋律から 僕はてっきり香水でも詰めた小瓶なのかなと思っていました。

1869年 フィラデルフィアで発表された楽曲..

作曲はジョゼフ・イーストバーン・ウィナー

小気味のいい スウィンギーなリズムに相まって 誰もが親しみを覚えやすい ダンサブルなナンバー。

ジンの好きな夫 と ラム酒の好きな妻..
酒のせいで 友達をなくしちまっても、たとえボロを着て丸太小屋で暮らすハメになったとしても この酒だけは きっと手放すまい..

農作業に出るにも 腰に酒瓶をぶら下げて..

という、いわば「酒バラ」のような アルコール依存症の夫婦の物語


Brown Jug ってのは、酒瓶のことだったのです。

そう、Jug とは把っ手のついた水差しの容器のようなもので、ジャグがなまって日本語のジョッキになったそうな..

Swing Idol トランペットリーダーの鶴田氏..  この曲の練習のたびに 毎度『 茶色の尿瓶 (しびん) 』と発声するのです(笑)

尾籠な話で申し訳ありません。


ちょっと そこいらの立ち飲みバーで口直ししてきます。
乾杯!『
茶色の瓶で..

                                  加藤 草平 (Tp)

2017/02/12    Column _ № 05

☛  SWING IDOL の楽譜庫から

Little Brown Jug

『 茶色の小瓶 』

「チュニジア」といえば 2015年3月に起きた博物館襲撃事件の記憶が生々しいですね ..
日本人3人を含む20人以上がテロの犠牲になった痛ましい出来事でありました。
さらには、2016年6月末には 保養地スースのホテルでも乱射事件が起こり、40人余りが犠牲になった事件も思い起こされます。

いまや、「チュニジア」って、 ただならぬ 物騒な印象しかありませんが、小生にとっては、大好きなジャズの名曲「チュニジアの夜」のイメージが、そりゃあまりにも大きいので、こんな今のチュニジアの状況をみていると、なんかとても悔しい限りでもあります。

この曲は、1942年 トラペッターのディジー・ガレスピーとピアニストのフランク・パパレリが 共作したモダンジャズのスタンダード・ナンバー..
ガレスピーのほかにも同じトランペッターのマイルス・デイヴィスやサックス奏者のチャーリー・パーカーらの名演もあります
(動画参照)

 

この名曲に「広大で神秘に満ちた夜の砂漠。見上げれば月は空高く、星はダイヤモンドのように輝き、まるで天国にいるかのよう。

この星たちこそが 悠久の砂漠を渡る唯一のすべてであることは賢者のみぞ知る」とジョン・ヘンドリックスは詞をつけました。

アフロ・キューバンのリズムを取り入れたこの曲 ..
テンポが速く Swing Idol の足並みが揃わず、コンサートマスターの岸本氏も渋い顔でなかなかOKを出してくれません。

ま、反省会を兼ねて愚者は「キシワダの夜」を彷徨ってみます。
星の輝きならぬネオンの灯りを道しるべにして ..

                                  加藤 草平 (Tp)

2017/01/10    Column _ № 04

☛  SWING IDOL の楽譜庫から

A Night in Tunisia

『 チュニジアの夜 』

2016/12/01    Column _ № 03

この日は、わが「スウィングアイドル」の新年会。

仕事の都合で来られない者を除き、13人が集まりました。

部長の挨拶の後、カンパーイ。

スウィングアイドルは昭和36年の結成以来55年。

メンバーは年齢も職業も出身もいろいろ、楽器の技量もいろいろ。

ときには喧嘩をすることもありますが、イザというときの団結力は

凄いものだと自負しています。
仕事や高齢化などによる部員の減少で、何度も解散の危機がありま

したものの、持ち前の団結力と音楽好きで乗り越えてきました。

風雅な庭を愛で、華やかな食膳を楽しみ、酒を何種類か酌み交わす

うちに思いました。
日本の正月は最高です。平和はいいな、と。


そして五風荘の玄関を出るとき、二次会への呼びかけ。
すると、さすがの団結力。あっという間に数人の賛同者。

クラブの皆さん、今年もよろしくお願いします。

                                  工藤 正行 (Gt)

  早いもので、師走に入り今年(平成28年)も いよいよひと月余すのみと

なりました。この時期 なにかとお酒が入る機会が増えるかと思いますが、

メンバーの皆さん あまり飲みすぎないよう気をつけてくださいね。
 わがバンドは、年内には忘年会はせず 来年早々に新年会をするそうです。

 そう言えば、たしか今年も1月に新年会をやりましたっけネ..!?

 あっそうそう その時の記事原稿が手元にあります。ちょっと前の話で

恐縮ですが、この際 ここのコラム欄にもお披露目させていただきます。

私はすっかり日が落ちたお堀端を五風荘に向かって歩を進めていました。
「八陣の庭」で脚光を浴びている岸和田城の城影と木々が水墨画のように浮かび上がり、いつ見てもシックな趣きです。

岸和田 五風荘

2016/11/27    Column _ № 02

☛  SWING IDOL の楽譜庫から

The girl from Ipanema

『 イパネマの娘 』

真夏に聴くには最適の曲、作曲はアントニオ・カルロス・ジョビン。


中学時代 ラジオの深夜放送で この曲が流れてきた時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。歌っていたのはブラジル出身のアストラッド・ジルベルト

退廃的でありながら、どこかあどけなさの残る歌声は、バックの控えめな演奏とぴったり調和していました。
ちょっとばかり 悪ぶった可愛いお姉さんと勝手にイメージして憧れの対象に。

「イパネマ」というのは、リオデジャネイロ市にある海岸の名前で、「海岸を歩く若い小麦色の肌の娘に憧れをもってただ見つめるだけの切ない男の恋心」を歌っているものです。

1964年にスタン・ゲッツ(Tenor-Sax)と共演したアルバムが最も有名です。「ゲッツ / ジルベルト」 (Verve)


SWING IDOLも、サマーコンサートなどで このボサノバ曲を演奏する機会は多いけれども、美しいイパネマ海岸と若々しい娘のイメージをお伝えできればいいのですが…。

なんだかアストラッド・ジルベルトのような可愛い年上のお姉さんに会いたくなりました。

むむっ..  が、しかし 小生より年上となると…

うーん やっぱりやめときます(笑)

                                  加藤 草平 (Tp)

デューク・エリントン楽団がステージのオープニングに演奏する、

ジャズのスタンダードナンバー。

楽団のピアニストでもあったビリー・ストレイホーンが1939年に
作詞・作曲しました。

A列車とは ハーレムを経由して走るニューヨーク8番街地下鉄急行のこと。 同じ路線のC、Eなどの各駅停車もあるが「ジャズの聖地ハーレムのシュガーヒルに急ぐんだったらA列車に乗りなッ」というような訳詞がついています。

SWING IDOL もこの曲を演奏しますが、サキソフォーン・リーダーでもある岸本氏その時の楽団の調子を見計らって急行か普通か各停か テンポを決めるのですが、時々、悪戯心が騒ぐのか「ワン・ツゥ・スリッ・フォッ」と特A (超特急) の指示、楽団が総崩れとなり脱線するのを見て (^v^)

 

練習帰りの南海電車..
そういえば 小生の乗るのはいつも各停。

酒場で腰を落ち着けすぎて.. A列車に遅れるのです。
 

                                  加藤 草平 (Tp)

2016/11/20    Column _ № 01

☛  SWING IDOL の楽譜庫から

Take the A train

『 A列車で行こう 』

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